こんにちは、お千代です!
3月に出たこんまりさんの新刊「おしゃべりな部屋」が、まさかの小説ということで、読むかどうか迷ってませんか?
私も、「え?こんまりさんなのに小説???」と戸惑いましたが、読んでみました。
そこで今回は、こんまりさんの本が大好きな私が「おしゃべりな部屋」を実際に読んでみた感想を紹介します。
迷ってる方の参考になれば、嬉しいです。
「おしゃべりな部屋」ってなに?
こんまりこと近藤麻理恵さんが、今まで実際に片づけてきた経験をもとに、映画プロデューサーなどで活躍している川村元気さんが書いた小説です。
2020年10月〜2021年4月に読売新聞で連載されていて、話題沸騰だったらしいです(知らなかったよ!)。

主人公のミコは、相棒のボクスという小箱と一緒に、お客さんの片づけをサポートする仕事をしています。
ミコは、モノの声が聞こえるという秘密を持っていて、ほぼこんまりさんです。
片づけから気づきを得る、7つのお話が書かれています。
本の最後に、片づけについての説明も10ページくらいあります。
「おしゃべりな部屋」を実際読んでよかったこと
ここから、実際に読んだ感想をお話しします。
優しいストーリーで心が穏やかになった
HSPだからか、

暴力や病気、ドロドロした恋愛の話は、怖い
と感じてしまって、小説を読むのを避けている私にとって、これが1番ありがたかったです。
ストーリー自体が優しい話で、安心して読めました。

特に大きな出来事がない穏やかな話ですが、片づけを通して変わっていくお客さんの心情が、自分のことのように感じられました。
私は、片づけを通して人の内面が変わっていく様子を知るのが、すごく好きなので、この本が小説で良かったと思います。
焦らせてこない
これもすごいいいなあって思います。
片づけ本って、散らかっている人の背中を押すために、攻めた言葉遣いをしていることってありますよね。
やる気を出したい人にとってはいいのかも知れませんが、私はそういうのを読むと「もっと片づけなきゃ」とやる気が行き過ぎてしまうので、疲れます。

でも、片づけに関する本を読みたいんです。
そんな、片づけオタクも安心な本です。
こんまりさん自身、高校生の頃に「捨てるモノ探し」をして苦しくなっていたそうです。
その気持ちがわかるからこそ、焦らせない優しさがあるんだと思います。
イラストのかわいさにキュン
表紙もかわいいですが、本の中をぜひみて欲しいです。
かわいいメモ帳みたいなポジション(本の下の方)に、ちょこんと小さく描かれている人が、本当にかわいいです。
思わず、じーっと見てしまって、本が読み進められなくなりました。

絵本作家の、大桃洋祐さんのイラストだそうです。
こんまり語録にクスッと笑えた
「景気の良いハンバーガー」をはじめとする、こんまりさんらしい言い回しが出てきます。

こんまりさんの他の本を読んだり、YouTubeを見たりしている人なら「あ!あった!!」と嬉しくなるこの感覚、わかってくれるんじゃないでしょうか。
世界的な「片づけのプロ」なのに、かわいくてユーモアもあるところが、こんまりさんらしくて、好きです(急な告白)。
うーん?と思ったところ
すごく素敵な本ですが、文章が少ないと思いました。
私はあと3話くらい、追加して欲しかったです。

仕事が忙しくて時間がない現代人や、活字を読み慣れていない現代人には、サクッと読めてちょうど良いのかも知れません。
こんな人におすすめ!
穏やかな小説を読んで、あったかい気持ちになりたい人におすすめです。

特に、テレビ番組「ウチ、”断捨離”しました!」など、片づけを通して成長する様子を見るのが好きな人は、好きになっちゃうと思います。
また、片づけと心の関係について知りたいけど、片づけに関する本を読むと、「もっと片づけなきゃ」と焦ってしまいやすい人(私もそうです)も安心して読めます。
まとめ
今回は、本「おしゃべりな部屋」について紹介しました。
気になっている方は、ぜひ読んでみてください。
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